ウォーターサーバーにもいろいろな種類がありますが実は炭酸水が飲めるものもあります。
炭酸水の魅力はなんといっても用途の広さです。
炭酸水も普通の水と同じく水分補給にも利用できます。水道水やミネラルウォーターではなく炭酸水を好んで飲む人も増えてきています。
炭酸水は炭酸ガスが含まれており、胃の中でガスの気泡が拡大します。そのため水を飲むよりもより満腹感を得られるのもメリットです。
また、炭酸水を飲むと血液が一時的に酸欠状態になります。ここから回復しようとする力によって血流が促進されます。
全身に血のめぐりが良くなるので肌や髪の質が向上したり冷えの解消につながったりと健康や美容面の効果も期待できます。
炭酸ガスはただ飲むだけではなく料理にも使用できます。
炭酸はシュワシュワ感が持ち味ですが、この泡を利用すると粉物料理をふっくらと仕上げることが可能です。
気泡で泡だった粉に熱を通すと卵のタンパク質がそのまま固まり、無数の小さな穴が空いたふわふわの食感に仕上がるのです。
炭酸水はタンパク質を使って加熱をする料理と相性が良いので卵焼きを作るときなどは特におすすめです。
卵を溶く際に微量の炭酸水を加えるとレシピ通りに作ってもふわふわとした絶品卵焼きが出来上がります。
健康に良いと注目されている炭酸水の用途は1つだけではないのです。
炭酸水が飲めるウォーターサーバーは、まだまだ数は少ないですがボタンひとつで手軽に注げるものや炭酸の強さを調整できるものがあるので気になる人はぜひチェックしてみてください。
ということで今回は、ウォーターサーバーで炭酸水を飲める製品について紹介するとともに、その用途や選び方についても触れていきます。
- ウォーターサーバー炭酸水タイプはコストやカートリッジの有無で選ぶ
- ウォーターサーバーで炭酸水を使うメリットは炭酸の抜けにくさやゴミの少なさ
- 炭酸水が飲めるおすすめのウォーターサーバー
- 炭酸水が飲めるウォーターサーバーがおすすめな人は機能性やコスト重視な人
炭酸水が飲めるウォーターサーバーには2種類のタイプがある
ウォーターサーバーの中には炭酸水に対応しているものもあります。では、どうやって炭酸水を作っているのでしょうか。
炭酸水対応のウォーターサーバーには2つのタイプがあります。
ガスカートリッジから炭酸ガスを注入するタイプ
ガスカートリッジが別になっているタイプはサーバー内の水にガスカートリッジからの炭酸ガスが注入され、炭酸水ができる仕組みになっています。
まず最初に水を出してからそこに炭酸ガスを注入します。
水に炭酸ガスを入れたら何度かシェイクすると炭酸水ができあがります。
ウォーターサーバーで言うと「キララ」などがこのタイプです。
シェイクする回数によって炭酸の強さが変わるので自分好みにできるのも嬉しいポイントです。
ガスカートリッジ内蔵の本体から直接出るタイプ
水を入れた後に炭酸ガスを入れるものもありますが、ウォーターサーバーによっては炭酸水になった状態で出てくるものもあります。
水に炭酸を注入する必要がないので手軽に炭酸水が飲めるのが大きなメリットです。
ただこのタイプの場合はあらかじめ炭酸の強さが決まっているので自分で調整はできません。
手間をかけずに毎日手軽に美味しい炭酸水を飲みたい、という人にとってはおすすめです。
炭酸水が飲めるおすすめウォーターサーバー5選
ウォーターサーバーはたくさんありますが実は炭酸水を利用できるサーバーは少ないのです。
以下で炭酸水が利用できるウォーターサーバーを紹介するのでチェックしてみてください。
キララウォーターサーバーの魅力は機能性や炭酸の調整のしやすさ
キララは、水を注いでシェイカーに炭酸ガスを入れてシェイクして炭酸水を作ります。
シェイクする回数で炭酸の強さが変わるので自分の好みの炭酸水を作れるのが大きな魅力です。
キララのウォーターサーバーは機能性を重視している人や炭酸を楽しみたいという人におすすめです。
多機能
キララのウォーターサーバーは機能が充実しているのが魅力です。以下に機能ポイントをまとめてみました。
- エコモード
- チャイルドロック
- オートクリーンシステム
- 再加熱機能
温水をワンタッチで加熱したりタンクを熱水で殺菌したりできるなど使いやすい機能が揃っています。
富士の天然水を使用
富士山の天然水を使用しているので良質な水を手軽に楽しめます。
ウォーターサーバー業界でもナンバーワンといわれる標高1,030mの地で採水ですので自然のおいしい水を堪能できます。
炭酸の強さを調整しやすい
キララは炭酸ガスのカートリッジが別でついています。炭酸水を作る方法は水を注いだ後にシェイカーに炭酸ガスを注入しからシェイクして炭酸水を作るという行程になります。
シェイカーの振る回数を変えることで炭酸の強さを調整できます。
日光の雫ウォーターサーバーの魅力はコスパや受け取りやすさ
日光の雫は炭酸があらかじめ入った水が出てくるので、自分で混ぜる必要がありません。手軽に炭酸水を楽しみたいという人におすすめです。
鮮度と品質にこだわって作られているにも関わらずコストが非常に抑えられているのもポイントです。
ウォーターサーバーを使いたいけれど予算が限られていてお金をかけずに炭酸水が飲みたいという人にも向いています。
日光の雫も人気のウォーターサーバーです。ポイントをチェックしてみましょう。
コスパが良い
日光の雫の魅力はなんといってもコスパの良さです。申し込み料金や送料、メンテナンス料が無料なのでお得にウォーターサーバーを利用できます。
レンタル料も600円と格安なのでウォーターサーバーを使いたいけれどお金をかけたくないという人におすすめです。
鮮度と品質にこだわっている
安さが魅力の日光の雫ですが、その品質にもこだわって作られています。日光山系に降り注いだ雨が地下に浸透して、30年の歳月をかけてろ過された水を使用。
口当たりも良くまろやかな水を堪能できます。
宅配便なので受け取りがしやすい
日光の雫は宅配便で届きます。宅配便の場合は家にいないと受け取りができないという難点がありますが日付指定などができます。
自社配送の場合は届く日が決まっているので不便に感じることもありますが、WEBから注文ができるので自分のペースに合わせて利用できます。
ベルウォーターウォーターサーバーの魅力はキャンペーンや契約期間
ベルウォーターは2021年に炭酸水が使えるウォーターサーバーをリリースしています。
関東と東海地方限定のサービスではありますが富士山の天然水を使用しているので、いつでもおいしい水やお湯、炭酸水を利用できます。
リーズナブルに使用できる
ベルウォーターは初回こそ補償金を支払う必要がありますが2回目以降はボトル代とサーバー代のみで利用できます。
ボトル代は1本あたり1.100円でサーバー代も月々1,100円です。月々最安で2,200円で利用できます。
お試しキャンペーンで気軽に始められる
ベルウォーターのウォーターサーバーにはキャンペーンがあり、初回の利用時には2週間のお試し期間があります。ボトル1本390円で利用が可能です。
サーバーレンタル料は掛からずこの期間中に満足できない場合は解約金なしで返却できます。
契約期間が短い
ウォーターサーバーは1度契約をしたら短くても1年は経たないと満期になりません。
この間に解約してしまうと解約金を支払わなければならないため不安に感じる人も多いです。
ベルウォーターの場合は最短の契約期間が6ヶ月なので「とりあえず始めてみたい」という人におすすめです。
クリクラウォーターサーバーの魅力は簡単な使用や衛生設計
クリクラは大手のウォーターサーバーメーカーで2021年に「ウォーターサーバーShuwa」を販売開始しました。
ボタンひとつで簡単に炭酸水が注げるので手軽に炭酸水を楽しめます。
ボタンひとつで炭酸水が作れる
クリクラのサーバーでは、ボタンを押すだけで炭酸水が出てくるので、そのまま飲んだり料理に使ったりできます。
自分でガスを注入しないので炭酸の強さは調整できませんがいつでも手軽に飲めるのがメリットです。
ペットボトルの削減が可能なエコ設計
クリクラのウォーターサーバーのボトルは業界で始めてエコマークを取得しています。エコマークは生産から排気に至るまで環境的な負担が少ないものにつけられます。
リターナルボトルなので使い終わったボトルは洗浄殺菌をして再利用できます。ゴミがほとんどでないので環境に優しいのです。
殺菌作用で衛生的に使える
クリクラのウォーターサーバー「Shuwa」にはUV殺菌モジュールが採用されています。
そのためサーバー内を常に清潔に保つのが可能で衛生面でも不安なく使用できるのが大きな魅力です。
九州シグマウォーターサーバーの魅力は交換の手間やボトルの削減
九州のみで展開しているこちらの会社では水道直結型のウォーターサーバーを販売しています。
水道直結なのでゴミなども出にくく使いやすいのが魅力です。
九州シグマウォーターサーバーは他のウォーターサーバーとは少し違う特徴を持っています。
水道直結式でボトル交換不要
炭酸水に対応しているウォーターサーバーの中でも唯一の水道直結式タイプです。水道につないで直接炭酸水を注げます。
好きなだけ水を利用できるのでたくさん炭酸水を使いたいという人におすすめです。
ボトルの削減ができる
九州シグマウォーターサーバーは水道直結型なのでボトルを交換する必要がありません。ボトルを使わないので資源の削減にもつながります。
また、重いボトルを交換するという作業が不要なので女性でも負担なく利用できます。
コンパクトで場所をとらない
水道直結型ということもあって非常にスリムでコンパクトな設計になっています。
卓上やキッチン周りに置いても場所をとりませんので一人暮らしなど部屋のスペースが限られている人にとても使いやすいです。
炭酸水が飲めるウォーターサーバーは機能性やコスト重視の人におすすめ
炭酸水が飲めるウォーターサーバーは機能性も豊富なのでとても重宝します。主に以下のような人におすすめです。
水・お湯・炭酸水を全部使いたい人
通常のウォーターサーバーは冷水や温水機能が備わっているものが多いですが、炭酸水が飲めるウォーターサーバーにも同様の機能が付いています。
炭酸水を利用する時は冷水のみとなりますが他にも通常の水やお湯も使えます。
3種類の水が利用できるので飲み水だけではなく料理に使うと味が違います。
必要な時にお湯や水を切り替えてライフスタイルに合わせて使えるのでとても便利です。
コストを抑えたい人
実は毎回ペットボトルの炭酸水を買って飲んでいると結構コストが掛かります。
毎回買いに行くにもお金と手間が掛かりますし注文するにしても頻繁に連絡をしなければならないのは大きな手間です。
ウォーターサーバーを使うことで好きなだけ炭酸水が利用できます。
よく炭酸水を飲むという人はもちろん、水やお湯も良いものを存分に使いたいという人にとっては、ウォーターサーバーは特におすすめです。
空のペットボトルの置き場所に困る人
ペットボトルの炭酸水を使う時にネックになるのが飲み終えた後の空ボトルの置き場所です。
飲んだ後にどんどん溜まっていく空ボトルの処理に困ってしまうこともあります。
ウォーターサーバーの場合は大容量のボトルを設置するので、すぐにボトルが空になりませんしコンパクトに畳めます。
初期費用をかけたくない人
炭酸水対応のウォーターサーバーは初期費用がなくサーバーレンタル料のみのものもあります。
炭酸ガスをベットで入れる場合にはその分の備品料金がかかりますが、あらかじめ炭酸水の状態で出てくるものであればサーバー料金以外の負担は少ないです。
ウォーターサーバーを初めて使うという人にとっては、やはり初期費用などは気になってしまうもの。
できる限りオプションがつかず分かりやすい料金設定のウォーターサーバーを選ぶと良いでしょう。
炭酸水が飲めるウォーターサーバーの選び方
炭酸水ウォーターサーバーは通常のウォーターサーバーよりも少ないのですが複数あるので選ぶ際に迷ってしまうこともあります。
使いやすいものを選ぶためにも以下のポイントをチェックしてください。
月々の料金を安く抑えるなら炭酸ガスが入ったタイプを選ぶ
月々の料金は大切なポイントです。料金を安く抑えたいのであれば炭酸ガスが入った状態で注ぐタイプがおすすめです。
炭酸ガスを別で注入するタイプのウォーターサーバーの場合、炭酸ガスカートリッジ代と炭酸を混ぜるシェイカー代が別になっているものもあります。
月額のサーバー利用料金にプラスされるので思わぬ出費となってしまいます。別でカートリッジ代などが掛からないのでお得に利用できます。
カートリッジ代やシェイカーなど備品の費用から選ぶ
前述のように炭酸水ウォーターサーバーの場合はサーバーのレンタル料金だけではありません。
カートリッジ代やシェイカー代などの消耗品の料金もサーバーレンタル料金とは別に加算されます。
特にシェイカーは箱単位での購入の場合が多く出費の多い月もあるでしょう。
炭酸ガスがそのまま出てくるタイプであればサーバーのレンタル料だけで済みます。
月々の予算を立てた上で負担なく使えるものを選んでください。
サーバーレンタル料などランニングコストから選ぶ
ウォーターサーバーは電源に接続して使用するものなのでサーバーレンタル料の他に電気代などランニングコストが掛かります。
電気代はさほど高いわけではありませんが月額約1,000円ほどです。
毎月ランニングコストがウォーターサーバー利用料金に加算されていくので電気代などランニングコストも視野に入れて予算を決めなければいけません。
ランニングコストもしっかりとチェックした上で利用を検討しましょう。
炭酸濃度(微炭酸〜強炭酸)から選ぶ
炭酸と言っても微炭酸から強炭酸まで色々な強さがあります。
自分がどの程度の強さの炭酸水を使いたいのかによっても選ぶウォーターサーバーは変わってきます。
炭酸が強いものを使いたいのであればカードリッジが別になっていて別で炭酸ガスを注入するタイプがおすすめです。
炭酸ガスを入れた後にシェイクするものであれば炭酸の強さを自分で調整できます。
炭酸水の状態でそのまま出てくるタイプのウォーターサーバーは炭酸の強さも一定で調整ができません。炭酸の強さにこだわりがない人にはおすすめです。
炭酸ガスカートリッジの寿命から選ぶ
炭酸ガスを別で混ぜる場合は炭酸ガスカートリッジが必要です。
炭酸ガスカートリッジは消耗品なので使っていくうちに徐々に劣化していきます。
長持ちするカードリッジを使っていればカートリッジ交換の出費も抑えられるでしょう。
また、カートリッジを交換するのは手間にもなってしまうので、できる限り寿命が長い炭酸ガスカートリッジを選びましょう。
1回でどれくらいの炭酸水を入れられるのかというところに着目してください。
設置場所に適したサイズのサーバーを選ぶ
炭酸水が使えるものに限らずウォーターサーバーを選ぶ際はサーバーの設置場所も考慮しなければなりません。
近年のウォーターサーバーはコンパクトな設計になっていますが、それでもサーバーを置く場所の確保は重要です。
基本的にはA4サイズほどのスペースがあれば設置できるウォーターサーバーが多いですが、高さがあるため圧迫感を感じないように天井の高さも考慮して選ぶのが大切です。
炭酸水ウォーターサーバーは卓上型の製品は少ないのでワンルームだとどうしても圧迫感を感じてしまうでしょう。
サーバーは壁から少し離して設置しなければなりません。この点も考慮して、サーバーを選んでください。
配送・回収方法から選ぶ
ウォーターサーバーはサーバー内に水を入れて使いますが、水を入れる方法も各ウォーターサーバーによって異なります。
ボトル式の場合は毎回新しい水のボトルと交換をする必要がありますが、パック式の場合は使い終わったらパックをそのまま捨てられます。
また、水の配送やボトルを回収してくれる配送業者も重要です。
自社で配送してくれるところは不在の場合でも水を置いていってくれたりボトルを勝手に回収してくれますが、委託配送業者の場合は自分が家にいるときにしか水の配送や受け取り、ボトル回収を行ってくれません。
家にいる時間が多いか少ないかでも選ぶウォーターサーバーは変わってきます。
ウォーターサーバーで炭酸水を作るメリットは調整のしやすさと炭酸の抜けにくさ
ウォーターサーバーを使って炭酸水を作るのと市販の炭酸水を使うのにはどのような違いがあるのでしょうか。
炭酸が抜けにくい
市販の炭酸水は大体500mlからの販売になります。1回で飲みきれる量ではないので冷蔵庫などで保管しなければなりません。
一度開封した炭酸水は次に飲もうとすると炭酸が抜けています。市販の炭酸水は一度開封すると炭酸が抜けやすいというのが残念なポイントです。
ウォーターサーバーだとその都度適度な強さの炭酸水を飲むことができます。
1回ごとに注がなければならない手間はありますが保管場所もとらず、いつでも美味しい炭酸水を楽しめるのは大きな魅力です。
炭酸の強さの調整が可能
市販の炭酸水は、基本的に炭酸の強さというのは決まっています。
「強炭酸」「微炭酸」と表記されているものがあるので目安にはなりますが「思っていたより強くない」と感じることもあるかもしれません。
ウォーターサーバーによっては水を入れてから炭酸ガスを注入するタイプやシェイカーを振って炭酸水を作るタイプがあります。
製品にもよりますが自分で炭酸の強さを調整できるのは嬉しいポイントです。
ゴミが出にくい
ペットボトルの炭酸水の場合、どうしてもペットボトルのゴミが出てしまいます。
ゴミ出しの日が決まっているので、それまで家の中に空のペットボトルがあるのは邪魔に感じることもあるでしょう。
ウォーターサーバーの場合はボトルのゴミが出ないので場所をとらずに済みます。
リターナルボトルの場合は新しいボトルと交換して使うのでボトルのゴミは出ません。使い捨てパックの場合も容量が多く長く使えるので頻繁にゴミが出るわけではありません。
環境面から見てもウォーターサーバーで炭酸水を楽しむのはメリットが大きいです。
炭酸水ウォーターサーバーを使って健康的な毎日を!
炭酸水ウォーターサーバーは自宅で手軽に炭酸水を楽しめます。
炭酸水の強さを調整できるものもあるので自分の使いやすいものを選ぶと良いでしょう。
炭酸水を選ぶ際は費用の他にもボトルの回収方法や設置場所にも気をつけましょう。
デザイン性に優れたウォーターサーバーものもあるので見た目や機能性もてチェックしてウォーターサーバーを選んでください。
ウォーターサーバーで手軽に炭酸水を取り入れて健康で豊かな生活を送りましょう。